AGV特設サイト/四恩システム

ホーム » 導入事例 | デサントアパレル株式会社様
AGV導入事例

デサントアパレル株式会社 様
(水沢工場)

“価値を生み出す工場”実現のためのAGV導入
新工場に映えるデザインも好評

導入先概要

デサントの代表商品『水沢ダウン』の生産拠点。
約30億円を投資した建て替え工事を行い、2025年7月より新工場として稼働を開始。

所在地

岩手県奥州市胆沢小山字北蛸の手10

デサント様 事業内容

スポーツ用品およびこれらに関するものの製造

導入したソリューションの概要

導入の背景

従来の課題

今までは、従業員が数十メートルの距離を毎回移動しながら荷物を運んでいた。
それが原因で何か大きな問題があったというわけではないが、移動の手間がなくなれば、従業員はもっと価値のある作業へ手を回せるようになるので、やり方を変えたいという想いはずっとあった。

新工場への建て替えを機に、自動搬送を実現できる環境的な条件が整ったことで、AGVの導入についても本格的に検討を始めた。

要件

  • AGVで自動搬送したいのは、次の2ルート
    ①羽毛充填エリアから縫製エリアへの羽毛の搬送
    ②縫製エリアから検査エリアへの完成品の搬送
  • 荷物の積み降ろしがスムーズに行えること
  • 新工場の床がフローリングなので、その上を走行できること

導入内容

低床型AGV『CREW』を導入

  • カゴ台車を用いて羽毛・完成品をそれぞれ搬送
    ⇒ 積み降ろし動作が楽になり、荷物もかさばらなくなった
  • 誘導方式に「FSLAM」を採用
    ⇒ ガイドなしで、フローリングの上も問題なく走行
  • 自動充電方式を採用

完成品搬送の様子

導入後インタビュー

今回の導入について、デサントアパレルの担当者様へインタビューを実施させていただきました。

齊藤様(生産課 兼 生産管理課 課長)

AGVを探す中で、重視していたポイントは何ですか?

次の3つを特に重視していました。

  • 小回りが利くこと
  • できるだけコンパクトであること
    (それほど重いものを運べる必要はない)
  • オシャレであること

特に私(齊藤様)の中では3つ目が最大のポイントでした。

工場の従業員の9割が女性ということも考慮し、ゴツゴツした見た目のものより、親しみやすさや可愛らしさを感じられるようなデザインのものを選びたいと思っていました。

3条件とも満たした製品は探した中では意外と少なく、その中でも最終的に四恩へ依頼した決め手は、こちらの思いにも親身になって耳を傾け、意思を汲み取りながら動いてくださったからでした。

導入した低床型AGV『CREW』。スタイリッシュな外観を気に入ってくださったとのこと。

※車体カラーについては、デサントアパレル様からのリクエストに基づきオリジナルカラー対応を行っています。

導入後の効果はどのように感じられていますか?

まず、AGVに愛着が湧いていますね。
車体にはデサントのブランドカラーであるネイビーを採用し、目を引くようなデザインになっていてとても気に入っています。

作業面では、歩く必要がなくなった分効率は上がっていると感じます。CREWはカゴ台車を運ぶことに特化しているため、シンプルな操作でストレスも感じません。搬送方法が、工場の生産工程に違和感なく馴染んでいるのがよかったです。

工場内を走り回るAGV。磁気テープなどのガイドは必要なく、フローリングの床面を見て走行している。

今回の取り組みを踏まえて、今後の展望をお聞かせください。

■今後の展望について

私たちデサントは、「価値を生み出していける工場」で在り続けたいと思っています。価値とは、シンプルにいえば、世のお客様に良いと思ってもらえる製品を生み出していくことであり、その中で働く人たちが自分の仕事に価値を見出していける工場を目指しています。

今回は、何よりも従業員の“働きやすさ”にフォーカスした投資として自動化を行いました。価値を生み出していくのは働く人たちであるからこそ、快適に働けるような環境を提供することで、私たちが目指す工場の姿が実現できるのではないかと考えています。

■自動化を検討している企業へ

「何のために導入するのか?」「本心から導入したいと思えているのか?」自問し、納得したうえで決断することが、失敗しないためにも大切だと思います。ぜひ皆さんも、AGVに“愛”を持って導入して欲しいですね。

水沢工場で生産されている『水沢ダウン』

導入製品(AGV)について

製品に関する情報は、以下よりご覧になれます。

上部へスクロール