四恩AGVの特徴
誘導方式の切り替え
AGVナビゲーション
導入前シミュレーション
誘導方式の切り替え
弊社では以下のような誘導方式を取り扱っています。お客様が使用される現場の環境に合わせて、最適な誘導方式をご提案いたします。またルートによっては、複数の誘導方式を組み合わせて、切り替えながら走行させることも可能です。
ライントレース方式
床面に磁気テープを貼り、AGVに搭載されている磁気センサで検知、追従します。
(屋外の場合は地面に磁気棒を埋め込みます)
メリット
・最も普及している誘導方式で確実性が高いです。
・比較的低コストで敷設できます。
デメリット
・走行ルート全域に敷設する必要があります。
・ルート変更が難しいです。
(決まったルートを走行する場合に向いています)
スポット方式
床面にQRコードを貼り、AGVに搭載されているカメラで撮影して読み取ります。画像の角度により走行制御を、読み取り内容により自己位置の認識を行います。
メリット
・絶対座標として、正確な位置の把握が可能です。
・その場で方向転換ができます。
デメリット
・汚れや破損に弱いため、使用環境を選びます。
(クリーンルーム、無人の倉庫・工場などに向いています)
SLAM方式
カメラ、またはレーザーで読み取った周囲の情報から、地図作成と自己位置の推定を自動で行います。ガイドを必要としません。
メリット
・自律しているので、人との協働が可能です。
・床に何も敷設する必要がありません。
デメリット
・環境条件によっては、センサの精度が低下するおそれがあります。
AGVナビゲーション
弊社では、AGV単体だけでなく、AGVに搬送指示を行う運行管理システムまで自社開発しています。弊社のナビゲーションシステムには、複数台制御機能や上位システムとの連携機能が標準的に装備されており、他にも以下のような特徴があります。
- AGVを複数台制御できる
- 地図データで管理を行い、AGVの位置・経路を把握できる
- タブレットから簡単に搬送指示を追加することができる
- 搬送状況を見て、一番効率のいいAGVに指示ができる
導入前シミュレーション
シミュレーション概要
①AgvNavigator(四恩システム独自のAGVナビゲーションソフト)に、実際にAGVを走行させるときに使用する生産計画と搬送指示を登録する。
②仮想のAGVを必要な台数登録する。
③AgvNavigatorから仮想AGVに指示を出し、搬送シミュレーションを行う。
※指定条件によってはシミュレーションが実行できない運用パターンもありますので、詳しくはお気軽にご相談ください。