誘導方式の種類
弊社で取り扱っている誘導方式をご紹介します。弊社では、お客様が使用される現場の環境に合わせて、最適な誘導方式をご提案しています。またルートによっては、複数の誘導方式を組み合わせて、切り替えながら走行させることも可能です。
以下より、各誘導方式の特徴を
ご確認ください。
01磁気テープ
●精度が高く、比較的コストが低い
床面へ設置された磁気テープをセンサで検知しながら、テープに沿って走行します。
リアルタイムに走行位置を補正するので、自身の位置を見失うことが少なく走行性が安定しています。
- 比較的にコストが低い
- 走行精度が高い
- カーブや斜め走行が可能
- ルート全面にテープを貼る必要がある
- ルート変更に手間がかかる(決まったルートを走行する場合に向いています)
02磁気スポット
●精度が高く、劣化や汚れに強い
床面へ一定間隔で埋め込んだマグネットを、磁気センサで検知して走行します。
劣化や汚れに強いため、床面が汚れてしまう場所や、フォークリフトが走行するような場所でも使用できます。
- 汚れに強く、剥がれなどの劣化も少ない
- 走行精度が高い
- 磁気テープに比べると敷設面積が少ない(見栄えが良い)
- 埋め込むための工事を行う必要がある
- ルート変更に手間がかかる(決まったルートを走行する場合に向いています)
03LiDAR SLAM/Visual SLAM
●ガイドが不要
レーザーや3Dカメラを使用して、周辺環境のマッピングと自己位置推定を同時に行い走行します。
床面への工事が不要なので、走行ルートが大幅に変わっても、工事のコストを抑えることができます。
- 床面への工事の必要なし
- ルート変更の対応が容易
- 誘導体がある走行方法と比べると、精度がやや劣る
- 明るさが変わる環境や、同じ景色が続く環境での使用に向いていない
04Floor SLAM
●ガイドが不要、かつ精度が高い
床の特徴(傷や汚れなど)をフロアカメラでスキャンし、走行時に記憶したデータと一致させながら進むため、高精度な位置測定が可能です。
床面への工事が不要なので、走行ルートが大幅に変わっても、工事のコストを抑えることができます。
- 床への工事の必要なし
- ルート変更時の対応が容易
- 走行精度が高い
- 傷などで床の状態が変わっても、自動的にマップを更新する
- 光沢のある床面(樹脂等)の場合、対応できないことがある
- 外光の影響で明るさが変わる場所では対応できないことがある
誘導方式の組み合わせ
図は組み合わせの一例です。
弊社のAGVは、複数の誘導方式を切り替えながら走行することが可能です。走行場所に応じた誘導方式を組み合わせることで、幅広い条件に対応できます!