松本工業株式会社 様
(日乃出工場)
「ジャストインタイム」のものづくりを目指し
AGV・自動倉庫による部品供給システムを確立

導入先概要
自動車部品の製造を行う。
主にヘッドレスト部品を生産。
群馬県伊勢崎市日乃出町456番2
自動車部品、住宅部品、建築部品等の製造、総合建築業、保育園、(傘下の子会社を通じた)商社、食品スーパー等幅広い事業を営む。
導入したソリューションの概要
導入の背景
きっかけ
全社で「スマートファクトリー」を掲げ、工場全体のスマート化に取り組む。
その中でものづくりの命題である「ジャストインタイム」を強く意識し、運搬工程の自動化・効率化へ着手した。
従来の課題
ラインサイドに一日分の在庫を用意した状態で作業していたため、「作業スペースが圧迫される」「物が多いために無駄が発生する」などの課題があった。
⇒ 作業場の在庫を必要最小限にし、タイムリーに部材を運搬・供給できる仕組みの構築を目指す
四恩を選んだ理由
- 走行機能、搬送性能などの面での必要条件を満たしていた
- 上位とのシステム連携について密に打合せを重ねられたため、運用イメージがクリアになった
- 距離の面でも安心感があり、またコスト感もトータルとしてメリットを感じられた
などの理由から四恩システムへの依頼を決定
導入内容
リフトアップ型AGV『RHINO』
- 最大500kgまで積載可能
- 計3台導入し、複数台を同時に制御
- 上位システム(生産管理)より指示を受け、自動で搬送を実行する

稼働中のAGVの様子
自動倉庫制御システム『StockerNavigator』
- 自動倉庫(西部電機製)を制御するストッカーシステム
- 上位システム(生産管理)からの指示を受け取り、AGVと連動しながら在庫を管理する

自動倉庫との連携の様子
システム構成図

今回弊社からは、AGVの他にも、自動倉庫の入出庫・在庫情報を管理する「StockerNavigator」を提供しています。
上位システムから指示を受け取る「配車指示システム」によって、AGVと自動倉庫を統括して制御し、入出庫のタイミングに合わせた最適なAGVの配車・搬送を実現しました。
導入後インタビュー

田中様(日乃出工場 製造部長)
導入後の効果は、どのように感じられていますか?
作業場に必要以上にものを置かなくてよくなったという点で、大きく効果を実感できています。これまでは、物がたくさんあるために類似品の見分けがつきにくくなり、ミスが発生したり、作業者が常に注意を払いながら作業する必要がありました。しかし今回、必要な分だけ必要な順番に運ばれてくる「ジャストインタイム」の仕組みを構築した結果、そういった無駄が削減されました。
運搬の自動化による労務コストの削減だけでなく、作業者の気遣い(余計な確認や判断をする手間)が減り、ミスの削減、ひいては品質の向上に繋がっていると実感しています。
生産量としても2年前と比較しておよそ3倍に増加していますが、自動化により人員を大幅に増やすことなく、効率的な生産体制を確立できたと感じます。


必要なタイミングで自動倉庫から資材が運び出され、AGVが自動で製造ラインへ持って行く
特に気に入っている機能などはありますか?
メーカーへ依頼してAGVを導入するのが初めてだったので、運用における安全面など気にかけていた部分もありましたが、そういった点に配慮した機能も搭載していただいたのはありがたいと感じました。
例えば、近づいたら減速する、反対に周囲に問題がないときは速度を上げて走行できるようにするなど、効率性と両立させながら安全に運用できる点は助かっています。

安全性を確保しながら効率的に搬送
今回の取り組みを踏まえて、今後の展望をお聞かせください。
■今後の展望について
今回導入したのは、部品供給工程を自動化するシステムでしたが、今後は加工品の搬送、完成品の出荷など、より広い範囲で自動化の需要が出てくるのではと思っています。
全社的にも引き続き「スマートファクトリー」を目指して、様々な取り組みを進めていきたいと思っています。
■自動化を検討している企業へ
人手不足はすでにどの業界においても共通する問題だと思いますが、いかに少ない人数で効率的にものを作っていくのか? その解決策として、自動で「ものを運ぶ」ツールというのは十分に効果的かつ必要であると考えます。